複数のファイルからリカバリ・ファイルを作成して、 それらのファイルの一部が破損したり消失しても、 残されたファイルとリカバリ・ファイルを使って修復・復元する為のソフトです。 一般的なファイル復旧ソフトとは異なり、 あらかじめリカバリ・ファイルを作っておくことで、 ファイルの破損や消失に備えるのが特徴です。
  CD や DVD を焼く際に、書き込むデータのリカバリ・ファイルを 作って、それも同時に焼いておけば、傷などで部分的に読めなくなっても、 リカバリ・ファイルを使って復元することができます。 海外では、ネットワーク経由で複数ファイルを転送する際に、 一部のファイルで失敗しても再送信することなく、 リカバリ・ファイルを使って欠落部分を補うという用途が多いようです。
  Parchive というリカバリ・ファイル形式には標準ソフトとして Peter Clements さんの QuickPar というのがあります。 しかし、QuickPar は何年も前に開発が中断されていて、 日本語のファイル名やフォルダを扱うことができません。 そこで、なるべく同じような使い勝手で日本語が使える類似ソフトとして、 彼の許可を得て、このアプリケーションを開発しました。
  QuickPar はバグ報告や改善点の要望があっても反映されないため、 PAR 2.0 でファイルを修復できる可能性は MultiPar の方が高いです。 日本語のファイル名を使う時や、QuickPar では修復できなかった時には、 ぜひ MultiPar を使ってみてください。