選択したファイルやフォルダはリストに表示され、その合計サイズとブロック数が計算されます。 PAR 1.0 は 256 個までのファイル、PAR 2.0 は 32768 個までのファイルに対応してます。 PAR 2.0 仕様ではファイルを含むフォルダは、 サブ・ディレクトリとしてそのファイル名の一部として扱われるので、 フォルダとして表示されるのは空のフォルダだけです。 修復時には存在しないフォルダは自動的に作成されるので、 ソース・ファイルのリスト内に無くても問題ありません。
  PAR 1.0 ではソース・ブロックの数は (空でない) ソース・ファイルの数と同じです。 ブロック・サイズは最も大きなファイルのサイズになるので、 ソース・ファイルの大きさにばらつきがあると、効率が悪くなってしまいます。 そういう様々な大きさのファイルに対して PAR1 ファイルを作る際には、 ファイル圧縮ソフトなどのアーカイバーでファイルを結合してから、 ファイル分割ソフトで等分割して、それらに対して PAR1 ファイルを作るといいです。
  PAR 2.0 では各ソース・ファイルごとに多数のブロックが配置されます。 ソース・ファイルを選択した後に、設定画面で選択された方法にしたがって、 効率が良くなるように自動的にブロックが割り当てられます。 手動でブロック・サイズやブロック数を変更してもいいです。 ブロック数を多くするほど速度が遅くなり、 ブロック数を少なくするほど小さな破損に対して効率が悪くなります。 実用性を考えるとブロック数は千〜数千ぐらいが無難でしょう。 ブロック・サイズを直接入力する際には KB や MB といった単位を使うこともできます。 互換性の為には、ブロック・サイズを 100,000,000 バイト (95 MB) 以下にしてください。
 
各サイズ指定方式ごとに 500ブロックがどう分配されるかの例:
サイズ指定方式 | リカバリ・ファイルごとのブロック数 | |
---|---|---|
同じ大きさにする | 167, 167, 166 (3ファイルなら) | 84, 84, 83, 83, 83, 83 (6ファイルなら) |
異なる大きさにする | 72, 144, 284 (3ファイルなら) | 8, 16, 32, 64, 128, 252 (6ファイルなら) |
2の乗数で大きくしていく | 1, 2, 4, 8, 16, 32, 64, 128, 245 (合計 9ファイル) | |
貨幣単位で大きくしていく | 1, 1, 2, 5, 10, 10, 20, 50, 100, 100, 200, 1 (合計 12ファイル) |